多くの人は、歯医者を「痛みが出てから行くところ」とイメージされていることでしょう。しかし、歯科医療が進んでいるアメリカでは、歯医者は「治療する必要のないように予防するところ」と認識されています。

痛みが出てから治療を行えば、治療時の痛みは必然的に大きくなり、治療期間も長引くなど、結果的に患者様の負担が大きくなってしまいます。また、症状が出る前にメンテナンスを行いお口の健康を維持することは、生涯を通じて自分の歯を使い、年を重ねても食事や会話を楽しむために必要不可欠です。

そのため、当院では予防を常に視野に入れた診療を行い、患者様の歯を末永く守るためのお手伝いをしています。

歯科医院での歯のメンテナンスは「プロフェッショナルケア」と呼ばれる一方、患者様自身がご自宅で行う予防管理のことを「ホームケア（またはセルフケア）」と呼びます。

歯を虫歯や歯周病から守るもっとも基本的な方法は、プラークコントロールです。プラークコントロールとは、適切なブラッシングを継続的に行うことで口内の細菌量をコントロールし、お口の中を健康に保つ予防管理を意味しています。

正しいブラッシング方法を継続して行えば、即効性はなくとも、長期的には必ず歯を長持ちさせることに繋がります。口腔衛生のプロである歯科衛生士のアドバイスをしっかり実践し、お口の健康を守っていきましょう。